離乳食はいつから?赤ちゃんからの○○○のサインがはじめどき!
2015/06/22

離乳食はいつから?赤ちゃんからの○○○のサインがはじめどき!

母乳やミルクに続いて、赤ちゃんが次に迎える「食」のステップは離乳食。
でも、離乳食をいつから始めたら良いのか悩んでいるママも多いのではないでしょうか? 

私も、「よだれが出たら」と聞いたけれど、いつもよだれが出ている我が子は何を基準にしていいのやらと、母に聞いてみたり、ママ友に聞いてみたり、育児書を読みあさったりしたものです。
赤ちゃんにとって初めてのことは、ママになってもはじめてのこと。不安になるのも当然ですよね!
そこで、東京都杉並区にある宮下小児科医院の佐々木礼子先生に、離乳食のはじめどきについて、お聞きしました。

離乳食のはじめどきは、赤ちゃんからの「食べたい」サインに注目!

佐々木先生によると「離乳食は、腰がすわったから、よだれが出たから、ではなくて、赤ちゃんが食べ物に関心を持ってからはじめるのがいいでしょう」とのこと。
育児に余裕がでてきたら、赤ちゃんにご飯を食べているところを見せてみましょう。
生後6か月ぐらいになると、おいしそうに食べるママの様子を見たり、食べ物のにおいなどを嗅いで、ちょっとずつ興味を示しはじめます。そして、赤ちゃんが食べ物を欲しそうな素振りを見せたら、これが離乳食のはじめどき! 

赤ちゃんからの「食べたい」サイン
  • 手で食べ物をつかもうとする
  • 食べ物をもらえないと悲しそうな顔をする
  • 大人が食事をしているときに赤ちゃんも口を動かす など

ただ"絶対に6カ月から"というわけではないので、5カ月を過ぎた頃に、赤ちゃんの「欲しい〜」サインがあれば、スープひと口などからはじめても問題ありませんよ。
また、あまり食に関心を示さないのんびり屋さんの赤ちゃんは、スープなどをスプーン1杯から始めてみましょう。ママは焦らずに、少しずつはじめていくとよいそう。なかなか進まなくても、大丈夫! ママが不安にならないことが一番大切ですよ。

わざわざ作らなくても大丈夫! 取り分け離乳食のススメ

離乳食がはじまると、ちゃんと我が子のために栄養バランスを考えて手作りしなくては! なんて使命感に燃えがちですよね。もちろんそう思うことはとても大切なことですが、赤ちゃんはそんな親の思いは知りません。気分によって、ひと口しか食べなかったり、露骨に顔を背けられたり、なんてこともあります。そうなると「せっかく作ったのに!」とママの心の余裕がなくなってしまうもの...。
佐々木先生によると、「丁寧に、食材を潰して、すって、なんてしなくても大丈夫。最初の離乳食は、キャベツ、にんじんなどの野菜を煮たスープの上澄みからはじめてみましょう。そして慣れてきたら、野菜も一緒にすりつぶしてあげてみましょう。赤ちゃんの分を取り分けたら、お肉を入れたり、大人向けに味付けをしたりして食べる"取り分け離乳食"であれば、楽ちんですよ。気負わずにね」とのこと。
「ちゃんと作らなきゃ」と思って、イライラするよりも、ママが笑っている方が赤ちゃんは喜んで離乳食を食べますから、張り切りすぎないで進めましょう!

赤ちゃんが初めて経験する「食べる」ということ。
赤ちゃんのサインを感じたら、その子のペースに合わせて、離乳食をはじめてみましょう!

監修:佐々木礼子[ささき れいこ]

宮下小児科医院 院長。日本小児科学会専門医 医学博士。東京女子医科大学卒業。東京大学医学部附属病院分院小児科で研修し、都内の病院などに勤務した後、東京都杉並区に宮下小児科医院を開業。著書に「赤ちゃんをぐっすりねむらせたい」(エクスナリッジ)などがある。

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photo:中川正子

執筆者プロフィール

林美由紀

林美由紀

本が大好き、空想の中に生きる8歳の男の子(小2)と動物大好き、自由気ままな6歳の男の子(小1)の成長や新しい発見を日々体験しながら、バタバタ育児中のライター。「大雑把で不器用な母」なので、女性らしさと細やかさを手に入れるべく、人生修行中。

離乳食はいつから?赤ちゃんからの○○○のサインがはじめどき!

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