食育
旬の食材は、おいしく栄養価も高いもの。
だからこそこどもには「旬のもの」を食べてもらって、健康に育ってもらいたい! と願うのがママの気持ちですよね。
でも、現代ではいつでも、どんなものでもスーパーに並んでいて、正直なところ旬なものがわからない...というママも少なくないのでは?
ママも正しく「旬のもの」を知って、きちんと食育しましょう!
料理に使いやすく、比較的こどもに好き嫌いが少ないものを中心にピックアップしました!
春の食べ物
<野菜>・アスパラガス
春先から初夏にかけて捕れるアスパラガスは太くて食べごたえも十分。
アスパラガスに含まれるアスパラギン酸は、走り回って遊んだこどもには最適な、疲れ解消食材です。
・かぶ
春のかぶは、甘くておいしい。
煮てやわらかくしたり、そのまま生で食べてパリパリっとした触感を楽しんだり、色々な調理法がありますね。
・たけのこ
たけのこは4〜5月にかけて旬を迎えます。
低カロリー高タンパクと体にも優しく、新鮮なものにはビタミンCも多く含まれます。
春のたけのこは生で食べても、おいしく食べられるし、こどもの咀嚼力アップにもつながります。
・たらの芽
普段の生活ではなかなか食べることのないたらの芽。
春にしか食べられない山の幸だからこそ、旬な時にきちんと食べておきたいですね。
<魚介類>・さより
脂肪分が少なく、カロリーが低いさより。
春に捕れたさよりは、お刺身にして食べると、とてもおいしい。
・にしん
現在では輸入物が多くなってしまった、にしん。
日本では春が旬。栄養成分も多く含まれるにしんは、骨や肌を強くしてくれます。
・あさり
産卵前にあたる3〜4月のあさりは身がたっぷりと詰まっていて、ぷりぷりな触感も楽しいですね。
お味噌汁にしたり、スパゲッティにしたり、レシピのバリエーションも楽しめます。
夏の食べ物
<野菜>・トマト
夏野菜の代表格、トマト。
抗酸化作用のあるビタミンAとCがたっぷりと入っています。
ビタミンEが豊富なオリーブオイルを使って調理すると相乗効果で作用が高まります。
・キュウリ
カリウムを大量に含むキュウリはむくみ防止に役立ちます。
また、風邪の予防にもつながるので、こどもにはぜひ食べてもらいたいですね。
・なす
なすはとても生体調整に優れた食べ物と言われています。
調理方法も、和洋中に使えて嬉しい食材です。
・ピーマン
こどもには嫌われがちなピーマンですが、栄養価は抜群に高いので、風邪の予防や体調を整えるのには最適。
甘めのタレでお肉と一緒に調理するなどして、こどもにも食べやすくしてあげましょう♪
<魚介類>・うなぎ
土用の丑の日と言われるように、パワーをつけるのにもってこいのうなぎはまさに夏が旬。
小さく切ってあげて、小骨に気を付けながら食べさせましょう。
・アジ
夏のアジは非常に栄養価が高く、こどもの成長には、もってこいの魚。
脳を活性化するEPAやDHAを多量に含んでいます。
・いさき
体の発育成長に適したいさきは夏が旬。
ムニエルにして、こどもが好きなタルタルソースと一緒に食べるのがおすすめです。
秋の食べ物
<野菜>・れんこん
レンコンに含まれる粘り成分には胃腸に良い成分が含まれています。
また、風邪の予防などにも効果があるので、気温の変化が激しい夏から秋にかけてはおすすめ。
・里芋
里芋は風邪の予防にも効果があり、体内環境も整えてくれる素材です。
秋には煮物にして食べたいですよね。
・しいたけ
栄養価満点のしいたけの旬は、もちろん秋。
年間を通じて色々な調理方法がありますが、旬の時期には、グリルで焼いてお塩を振って、しいたけ自体の味をこどもに感じてもらうのもおすすめです。
・サツマイモ
石焼芋でおなじみのサツマイモ。
ほっくほくのサツマイモの旬は、まさに秋ですよね。
食事にしても、お菓子にしても楽しめる食材です。
<魚介類>・さんま
秋の味覚といえば、さんま!
北海道から南下してきたさんまが一番おいしく、銚子につく頃にピークを迎えると言われています。
DHAを含んでいるので、脳細胞の活性化にとても良い魚です。
・かつお
戻り鰹がやってくる、9月頃が旬のかつお。
こちらもDHAを含んでいるので血液をさらさらにしてくれる効果もあります。
ただし、少し脂肪分が多めなので、食べ過ぎには注意しましょう。
・鮭
一年を通じて、いつでも手に入れることのできる鮭ですが、旬は秋。
タンパク質を多く含むので、成長期のこどもにはぴったりです。
冬の食べ物
<野菜>・白菜
ビタミンCが豊富なので、冬の風邪予防にも効果的です。
茹でたり煮たり、熱を加えると、白菜自体から自然の甘みが出てきて、こどもにも大人気。
鍋やスープに入れてたくさん食べましょう♪
・ほうれんそう
鉄分が豊富なほうれん草。
ビタミンCも多く含んでいて、こちらも風邪予防に効果的な食材です。
ビタミンEを含む胡麻と一緒に合えれば、ビタミンCとEの相乗効果でさらに効果を高めることができるそうです。
・ながねぎ
こちらも一年を通して手に入れることができる野菜ですが、最もねぎが甘くなるのは、秋から冬にかけて。
昔から民間では薬代わりに使われていたほど、効果の高い食べ物なんです。
・かぼちゃ
ビタミンC、カロチンが豊富で栄養価が高く、保存もしやすい、かぼちゃ。
実の部分より、皮の部分のほうが約3倍の栄養素があるんだそうです。
煮物を作ったときには、皮まで食べるようしましょう。
<魚介類>・ぶり
脂がのったおいしいぶりが食べられるのは、まさに冬。
定番の照り焼きなら、甘辛く、こどもも食べやすいみたいです。
ぶりの栄養価は、まぐろに匹敵するものがあると言われているので、積極的に食べさせたいですね。
・タコ
一年中出回っているタコも実は、冬に旬を迎えます。
産卵期にあたらない冬の時期は、暖かい時期に比べ、栄養価が高いそうです。
ぷりぷり、コリコリっとした触感も楽しいですよね。
・鱈
冬の鱈には栄養価が多く含まれ、コラーゲンも豊富なことから、人の骨や肌にとても良いとされています。
淡泊な味わいだから、こどもにも食べやすいお魚です。
その季節ごとの旬の食べ物を積極的に取ることで、ママもいまさら聞けない旬を学びながら食育しませんか?
今は年中どんな食べ物もいただくことができますが、食べ物本来の栄養素やおいしさが最大になるのは旬に取れたもの。
旬の食材に関する知識をきちんと持って、おいしい物を選んでいきたいですね!
メインphoto:中川正子この記事が気に入ったらいいね!しよう
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