味覚に慣れる「離乳食期」に大切なこと
2015/07/24

味覚に慣れる「離乳食期」に大切なこと

ママのおっぱいやミルクが主食の赤ちゃんは、当然、まだその味しか知りませんよね。

徐々に、赤ちゃんは一定期間を経て、自分の力で栄養を取らなければなくなります。

その段階で通る道が「離乳食期」です。


離乳食期は、一般的には生後4~5ヶ月から1歳半くらいまでの間に、おっぱいやミルク以外の食べ物に慣れていく期間と言われています。

味覚を覚えていくスピードはみんな異なると言われているし、この期間に上手に固形物を食べることができるようになることで、その後の味覚の覚え方も変わってくるとは聞くけれど、初めてのママは、何を意識したらいいのか、迷われる方も多いのではないでしょうか。

離乳食の初期に味覚を覚えていく準備をするためには、「薄味」の味付けをしたドロドロした食事から始めます。

そのときどんな味付けを意識したらいいのでしょうか。

味の種類

ネットで調べてみると、味の種類には、「甘味」、「酸味」、「塩味」、「苦味」、「うま味」の5つがあり、 それらをすべて、赤ちゃんは味蕾(みらい)という器官で感じているそうです。

そのため、味の経験がなくても、味蕾(みらい)が、好きな味、嫌いな味を識別しているそうですよ。


好きな味は、母乳の成分と同じ甘味や塩味、うま味。

逆に苦味や酸味は、苦手な味として赤ちゃんは分かるというのですから不思議ですよね。

苦い味が苦手だからといって、甘いものばかりを与えても、虫歯になる恐れがあったり、味覚に偏りが出るので、バランスを考えていかなければなりません。

生後半年頃になると、味覚形成ができてくるといわれており、さまざまな味の食事を受け入れていきますが、濃い味を急に感じると、後から薄いものを食べてくれなくなってしまうこともあるそうなので注意したいですね。

出汁のススメ

そこで大切にしたいのが「薄味」で味付けすること。もっとも適しているのが「カツオ」や「昆布」の出汁です。

それらの出汁で、食材のうまみを引き出すことで、食材の味も徐々に覚えていってくれます。

私も実際に意識していたことがあります。

それは、味の好みが芽生えてくる頃に「野菜嫌い」にならないよう、やわらかく茹でた野菜に、出汁で軽い下味をつけることでした。


そのとき、かぼちゃやほうれん草など、茹でると歯で噛まなくても味わえるくらいの柔らかいものから、人参や大根など少し固形が残るものまで、バランス良く選びました。

また、白身魚やごはんなども軽い味付けをして、野菜と一緒に与えてあげるのもオススメです。

離乳食期に気をつけたいのは、それまで与えていたミルクなどを欲しがった場合には、できるだけあげること。

それまでの習慣を一気に奪ってしまっては、赤ちゃんも混乱してしまうことがあるようです。

食べ物に慣れていく期間は、あくまで急激な変化を与えないことが大切なんですね。


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photo:中川正子

執筆者プロフィール

Rin

nakko

北欧雑貨が大好きな2児の母です♡

出産を機に、簡単にできるレシピやオーガニック食品に目覚め、忙しくも日々心地よい暮らしを満喫中!

みなさんの育児に役立つコラムを書いていきたいと思います。

味覚に慣れる「離乳食期」に大切なこと

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