健康
ムシムシと暑い日が続き、こどもはいつも汗びっしょり。気がつけば、こどものすべすべ肌に細かな赤い発疹が〜!! あせもは、放っておくと、膿みを持った「とびひ」になることもあるので、ママがしっかりとケアをしてあげることが大切。
そこで、正しいあせも対策について、東京都杉並区にある宮下小児科医院院長の佐々木礼子先生にお伺いしました。
汗をかいたら、シャワーで流そう!
佐々木先生によると「あせも対策の基本は、『汗をためないようにする』ことが一番です。そのため、汗をかいたら、シャワーで洗い流しましょう。シャワーで洗い流せない場合は、濡れタオルでも◎ですよ」とのこと。濡れタオルでもOKなら、外出先でも対応できそうですよね!
また汗ばむ夏は、こどもの肌もべったり。ついつい保湿は不要と思いがちですが、肌が乾燥しているこどももいるのだとか。「汗を流した後は、こどもの肌の状態に合わせて保湿をすることで、皮膚のトラブル予防にもなりますよ」とワンポイントを教えてくれました!
暑いからといって、袖なしの服を着せるのは逆効果!
体温が高く、新陳代謝が盛んなため、とても汗をかきやすい赤ちゃんやこども。「ここは涼しさ重視で、ノースリーブの洋服を...」と思いがちですが、佐々木先生によると「暑そうだからといって、タンクトップやキャミソールなどの袖なしの服を着ると、脇の下の汗を吸ってくれないので、あせもができやすくなることもあるんですよ」とのこと。綿100%のTシャツなど、袖のある服を着せ、汗をかいたら、こまめに着替えをすることが大切なのだそう!
クーラーの風に直接あたらなければ、一晩中つけていてもOK!
「真夏など汗をかきやすいときは、寝ている間もクーラーをつけて、ママが室温をコントロールしてあげることも大事」と佐々木先生。一晩中、クーラーをつけるのは、こどもの身体に負担になるのかなと思っていましたが、反対に止めてしまうことで、あせもの原因になるのですね...。こどもの様子や汗のかき具合などを見ながら、大人が感じる「やや涼しめ」を心がけて、上手にクーラーを使うのが良いのだとか♪
汗をかくことは、身体の熱を放出させて体温を下げるという役割があるので悪いことではないそう。汗と上手に付き合うことが、あせも対策の近道ですよ!
監修:佐々木礼子[ささき れいこ]
宮下小児科医院 院長。日本小児科学会専門医 医学博士。東京女子医科大学卒業。東京大学医学部附属病院分院小児科で研修し、都内の病院などに勤務した後、東京都杉並区に宮下小児科医院を開業。著書に「赤ちゃんをぐっすりねむらせたい」(エクスナリッジ)などがある。
photo:中川正子
この記事が気に入ったらいいね!しよう
hahacocoの最新情報をお届けします
Twitterでhahacocoをフォローしよう!@hahacocojpさんをフォロー