ママタイム
24時間365日休みがない家事や育児。
ママって本当に大変!とは言うものの、「具体的になにが大変なの?こどもと遊んでるだけでしょ?」なんて、一番理解してほしいはずのパパにもなかなか伝わらないじれったさ。
ありませんか?
実際世の中のママ達は、どんなことを、どのくらいこなしているのか考えてみましょう。
◼︎家事
ひとことに家事と言っても、やるべきことは多岐にわたりますよね。
・料理・洗濯・掃除・買い物
こうしてみると少ないようにも見えますが、小さなこどもがいると自分のペースでは進まないもの。
ご飯は1日3回、毎回違う献立を考えて、食べ終わったら片付けて...
洗濯だって、干してたたんで片付けて。
季節によっては枚数が増えたり、汗染みがとれなかったりと、手間がかかります。
掃除もやりだすとキリがないですよね。
排水溝や窓のサッシ、洗濯槽に風呂釜に...清潔な暮らしのために、家族が気付いてくれないところまで綺麗にしないといけません。
こどもを連れての買い物なんて、まさに時間との闘い!
大人しくしているうちに急いで済ませないといけないし、ゆっくり吟味している暇はありません。
◼︎みんな、一日どれくらい育児や家事に時間をかけているの?
実際に世間のママたちが家事にかける時間ってどれくらいなんでしょうか?
現在は、宅配サービスやインターネットスーパー、また便利なお掃除ロボットなどが主婦の間で話題になるように、時短につながる工夫がたくさんできます。
とはいえ、専業主婦で平日約300分というデータがあるほど
参照:国立社会保障・人口問題研究所による全国家庭動向調査[2013年]
旦那さんの帰宅が遅ければ、その分家事にかかる時間も増えるものなので、一概には言えませんね。
◼︎一週間の家事の時間はどれくらい?
日本労働組合総連合会が2013年に発表したデータでは、こどもがいる人が行う家事の時間はこんな内訳のようです。
男女あわせての平均時間は、36.9.時間。
気になるのは男女の差。
男性 16.8時間
女性 53.0時間
男性は仕事をしているとはいえ、家の中でこなす仕事は女性のほうが圧倒的に多いんですね。
女性の間でも、こんな違いがあります。
有職女性 41.1時間
専業主婦 73.0時間
なんらかの形でお仕事を持っている女性でも、男性と比べると2倍以上。
専業主婦ともなれば、実際のところ、育児にかかる時間はエンドレス。
物理的なお世話にしつけ、こどもに呼ばれればすぐに対応しなければいけないし...
こどもはいつでも待ったなし、ママには「自分の都合」というものがほとんど存在しません。
食事に睡眠、お風呂やトイレだって自分のペースでは行けないのです。
なによりも、命を預かっているというプレッシャーは24時間休みなくのしかかります。
◼︎では、ママのお給料ってどのくらいなの?
家事や育児に見合ったお給料って一体どのくらいなんでしょうか?
日本では、様々なデータやアンケートを見てみると、年収約200万〜300万円なんて表現されます。
「いやいや、もっとでしょ!!」とつい思ってしまいますが、驚くことに海外ではもっと家事に対しての対価は、高いもののようです。
2015年3月、イギリスのフラワーショップ「Interflora」が、タイムズ紙の求人欄に「世界で最もきつい仕事」の募集を開始した求人広告が話題になりました。
その条件は、1週間に119時間勤務(月曜〜日曜)といった厳格な勤務体系。
それに加え、研修などの学びの場はなく、タイムマネジメントが必須という漠然としたスキルが必要。
深夜に緊急の仕事はすべて受け入れる事。
そして、365日我慢をし、プレッシャーに打ち勝てる強さを持っていることが、求められるスキルとなっていました。
そう、その仕事は、なんと「ママ」!
さらに驚くのは、その仕事の対価。時給で換算すると、なんと年収3,000万円以上にもなるというのです!
ママという仕事は世界一厳しく、そして大切な仕事だということをこの広告は伝えています。
毎日外で働くパパとは違った大変さがあるということを、理解してもらいたいところですが、なかなかそうもいかないもの。
でも、大変なのはお互いさま。
そんなふうに労わりあう気持ちが持てたら理想ですね。
そして、自分の頑張りはこれだけの対価に値するんだ!と思ったら、ちょっとだけ誇らしくないですか?
お互いの苦労や悩みに耳を傾けながら、家族の笑顔のために頑張りたいですね!
photo:中川正子
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