ママタイム
出産後、体重は妊娠前に戻ったけれど、昔はいていたパンツがどうもキツい...。 この原因は、産後の骨盤の戻りが悪くて歪んだ骨盤なのだとか!
そこで、骨盤の歪みのセルフチェック法や骨盤矯正ストレッチを、井本整体認定指導者の松下るなさんに教えてもらいました。
骨盤の歪みは産後7週間の過ごし方で変わってくる!
松下さんによると、「骨盤がきちんと元に戻らないと、広がった骨盤が脂肪を蓄える器となり、下半身がぼてっとだらしない体型になってしまいがちです」とのこと。「産後、骨盤は左右交互にゆっくりと元に戻っていきます。約7週間で元通りに戻る仕組みですが、この間に無理をしていた人は骨盤が戻る途中で止まっている可能性が高いですね」。産後7週間は、必要最低限の家事だけにし、なるべく身体を休めることが大切なのだとか。
足首を回して骨盤の歪みをセルフチェック♪
「骨盤の歪みをチェックするには、足首を片足ずつ内回し、外回しとゆっくりしっかり回してみて」と松下さん。そんな簡単な方法でわかるのかと半信半疑で試してみたら、意外にもうまく回せません...。
回しにくい方の足は負担がかかっている、つまりそちら側に骨盤が歪んでいるとのこと。回しにくいと感じる位置では、しっかり伸ばすようにすると歪み緩和にも繋がるそう。さすが、松下さんはバレリーナのようにスムーズに足首を回していました!
体の内側から骨盤を締める「産褥ストレッチ」
私のように産後1年以上経っていても、元に戻す方法はあるのでしょうか?
「産後2カ月〜6カ月の骨盤が閉じきっていないときに骨盤矯正のためストレッチを行うのが理想です。早ければ早いほど戻りやすいのは確かですが、それ以降でも骨盤の歪みを調整してくれますよ」とのこと。さっそく松下さんに、骨盤を締める「産褥ストレッチ」を教えてもらいました。
産褥ストレッチのやり方
- 仙骨(骨盤の上方後部にある三角形の骨)の位置を確認する(三角形の実線部分)
- 仰向けで横になり、くるぶしの間にこぶしが2つ入るくらい両足を広げる
- 仙骨と腸骨の間(1.の点線部分)に電話帳くらいの厚さの本を敷く。膝を曲げず、腹筋を使わずに足を持ち上げようとしてみる。正しくできると写真のように足が上がらない。 ※足が上がってしまう場合は、本の位置や厚みを変えて上がらないように調整しましょう。
歪みが激しい人は朝起きた時と夜寝る前の1日2回、軽度の人は朝のみ1回、毎日1週間続けたら1週間お休みを繰り返す。
この繰り返しで、産後の身体全体の働きを活性化させ、骨盤が内側から締まる感覚を覚えてくれるそう。見た目にはそんなに動きのないストレッチですが、やってみると腰にグッと力が入って結構キツイ...。でも1回やっただけなのに、腰回りがなんだかすっきり! これは嬉しい効果です〜♪ 1日2回でOKなので、ぜひ実践してみてくださいね!
産後は女性の人生でとても大事な時期なのだそう。骨盤の戻りが悪いママは、このストレッチだけで調整するのは難しいみたいなので、違和感がある時は適切な整体指導者の指導を受けるなどして、身体を労ってあげましょう!
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photo:中川正子
監修:松下るな[まつした るな]
井本整体認定指導者。体操指導者講師。代表を務める女性専門の整体院「人体力学井本整体世田谷室」で多くの産前産後の女性の整体を受け持つ。また、井本整体東京本部道場にて、ワークショップ講師や個人コンサルティングも担当。
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