レシピ
離乳期から大活躍する野菜スープ。スープにすると野菜嫌いのこどもにも食べやすかったり、素材の味に慣れることもできます。今回はおいしい野菜スープの作り方と、そのアレンジレシピをご紹介します。
オシャレなジュレにもアレンジ可能♪ 野菜スープでいろいろな野菜の味に親しむ!
それはそれは食が細く、「何でもよく食べる」こどもとはほど遠かった娘。口にする食べ物は少なかったですが、できれば! 無理なく!! いろんな味に慣れてほしい! と思った私は、よく野菜スープを作りました。塩分をはじめ調味料は使わず、ただただ野菜を水からコトコト煮るだけ。おだやかで控えめな旨みのスープは、小さなこどもから大人のお腹も癒してくれるようなやさしい味わいです。スープとして飲むときは、好みで塩を少々。
暑い時期は冷蔵庫で冷やして、秋冬は温めて飲みました。じゃがいもを入れると風味が好きなのかよく飲み、ごぼうやしいたけを入れると苦手なのかほとんど飲まず......。小さな違いも、幼い味覚はちゃんとキャッチできるんです。野菜スープのおかげか、娘は野菜をよく食べるこどもになりました。
基本の野菜スープ
●材料(作りやすい分量)
- 水...1リットル
- にんじん...1本
- 玉ねぎ...1個
- セロリ(茎の部分)...1本
- じゃがいも...2個
●作り方
- にんじん、玉ねぎ、セロリは2cm角に切る。じゃがいもは半分~4等分に切る。
- 鍋に水とにんじん、玉ねぎ、セロリを入れて弱火で30分ほど煮る。じゃがいもを加えて、じゃがいもが煮くずれないように15分ほど煮て火を止める。
※冷蔵庫で2~3日保存できます。
※スープを取ったときに使った野菜は、そのまま離乳食の進み具合に合わせた形状にしてスープの中に入れてもOKです。
適当な野菜を放り込んでいたとはいえ、ベストな組み合わせは? と聞かれたら、やっぱり玉ねぎ、にんじん、セロリ、じゃがいもでしょうか。毎日家にある玉ねぎとにんじんがスープのベースを作り、じゃがいもが味に丸みをだし、セロリがよい香りをだす、そんな組み合わせです。
野菜を漉して、スープとして飲むのはもちろん、ミキサーにかけてポタージュにしたりしてもおいしいですよ!
目先を変えてジュレもおすすめです。ポン酢などを加えてゼラチンで固めたジュレは、ドレッシングやソースがわりに、サラダやパスタにかけていただきます。プルプル、つるんとした食感でこどもは大喜び!
野菜スープで作る「冷たいジュレサラダ」
大人119kcal
こども79kcal
●材料(作りやすい分量)
「冷たいジュレ」の材料
- 野菜スープ...130ml
- ポン酢...50ml
- 砂糖...大さじ2
- 粉ゼラチン...1袋(5g)
「サラダ」の材料
- かぼちゃ...80g
- じゃがいも...1個
- ブロッコリー...4房
- パプリカ...1/2個
- サニーレタス...6枚
- ミニトマト...8個
- オリーブ油...少々
※ 野菜スープは野菜を漉したものを使用。
●作り方
- 保存容器に、ポン酢、野菜スープ100ml、砂糖を入れて混ぜ、砂糖を溶かす。
- 小さな耐熱カップに残りの野菜スープを入れて、ゼラチンをふり入れ、ふやかす。電子レンジで10~20秒加熱して溶かす。1.に加えて混ぜ、冷蔵庫で2~3時間冷やし固める。
- かぼちゃ、じゃがいも、ブロッコリーは食べやすく切ってゆでる。パプリカはひと口大に切って、オリーブ油でさっと炒める。サニーレタス、ミニトマトとともに器に盛る。
- 2.をフォークなどで粗く崩して、3.にかける。
うちでは、バットに固めたジュレをくずすのは娘が担当。フォークをしっかり握りしめ、一生懸命くずしてくれます。「ぷにゅぷにゅのゼリー、お口の中でスーっと溶けるね!」。時折り手を休めては、ジュレをつるり、ごくり。味見するのも楽しみのうちですね。
photo:中川正子
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